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めっちゃ久しぶりになっちゃいました!すみません! 更新していなかった間も、スター送っていただいてありがとうございます⭐︎とても嬉しいです。 守門で遊ぶのはこの辺にしておいて、若干焼けすぎたたこ焼きをお皿に回収していく。 「あのー、みつるくん」 声をかけられてパッと見ると、守門はなぜか少しもじもじしながら僕の服の袖を掴んでいた。 「どうしたの?」 「みつるくんには、ありますか?俺の好きなところ」 「うん?」 「わかっています。俺がみつるくんのことを大好きなところが、みつるくんは好きなんですよね」 「まあ、そうだけど」 「だけど1つくらい、俺自身のことで、ちょっとでも好きな箇所はあるのかと…気になりました。もちろんなくてもいいんです。でもあるなら聞きたいです」 「真白の好きなところ…」 じろじろと眺めていたら、守門はいそいそとたこ焼きに向き直った。 「すみません、欲張りました。そんなのあってもなくても幸せ永久機関に影響はないんです。みつるくんは気にしないでください」 本当に好きなら、どこが好きなのかすらすら出てくるんだろうか。そうするとやっぱり僕は守門のことなんて好きじゃなくて、ただ自分のことを好きな相手にちやほやされたいという下心で…… 「…あ」 「どうしましたか」 「真白の匂い、好きだよ」 「……匂い。それは前も言っていました。ですがおそらく運命の番の香水の匂いに引っ張られているだけかと思います。もしかしてまだ幻覚が見えることがありますか。続くようなら一度病院に行ってみたほうが良いと思います」 「なんでそんな全力で否定するの…」 「みつるくんが心配だからです」 僕は焼かれているたこ焼きを箸で取り、守門の口に突っ込んだ。 「ふぁっ?!あっ、あつっ!ど、どうしましたか」 「僕のこと信じてくれないの?」 「へ…」 「真白は結論ありきで人の話をよく聞かないことがある」 守門の目をじっと見ながら話を続ける。 「幻覚は見えてない。依存性も感じない。記憶はちょっとごちゃついてるけど…副作用の影響はほぼなくなってるよ」 「それは…よかったです」 「香水の匂いじゃない。僕は真白の匂いが好きだと思ったんだよ」 「でも…んっ?」 真白の腿に手を置き、首筋に顔を近づけた。 やっぱりこの匂い、不思議とかいでいたくなる。 「みつるくん、顔が近いですよ」 「近づけてるからね」 「あまり近いと緊張してしまいます」 「真白、緊張なんてするんだ?」 「ひゃあっ?!」 ちらっと首を舐めると、守門は信じられないくらい飛び上がった。 「わあ…敏感なんだね」 「まだ早いです。こういうことをするのはまだ早いと思います。早い。早すぎます」 「じゃあいつになったらいいの?」 「いつ…とか、そういうのじゃなくて…」 「次はいつデートする?」 「え、えーっと…離れてください。集中できません」 「恋人なのに」 自分は人前でハグしてきたくせに、僕がしたいことはなかなかできない。結婚結婚と言っていた時の勢いはどこへ行ったんだ。 僕が不満そうにしているのに気付いたのか、守門はばたばたと早口で続けた。 「次のデートは今週の土曜日にしましょう。みつるくんはこの家で待っていてください。11時ごろお迎えに上がります」 「わかった。どこに行くの?」 「内緒です。サプライズにします。まだ決めてませんが」 それはサプライズとは言わない…と思ったけど、わたわたしている守門が面白かったので、黙っておいてあげた。
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