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「ねえ、私はさ、厄介者なのかな。学校に行かんと生きてちゃいかんのかな」
ひいばあちゃんが作る、かけそばとおにぎりを食べながら、時々聞いた。
ひいばあちゃんは、そんな時いつも私の長い髪を撫でて、笑った。
「ばあちゃんなんかさ、小学校すら行ってないよ。ずーっと畑におった。字が書けるようになったんも、20歳くらいの時だ。今で言えば、それはすごく恥ずかしいことだろうし、社会に出てはいけない厄介者じゃろ」
そんなことない、と私が箸を置いてひいばあちゃんを見ると、笑ったままのひいばあちゃんはもう一言。
「ばあちゃんだって、お前のことを厄介者なんて思っとらん。人は休まないといけない時があるんじゃ。それが、7歳なのか30歳なのか、それはその人の時期ってもんだから。お前は今、休めって神様から言われてんだ」
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