あとがき

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あとがき

 人間の体は60パーセント以上が水でできている。  地球は70パーセント以上が水。  子供の頃にそう授業で習い、「じゃあ、人間と地球は同じじゃん」と思ったのを覚えていました。  そこから中学生になって、なぜ自然災害は起こるのかを考えていました。  上述の授業で習ったことを思い出した私は、「地球もひとつの生命体なのではないか」と思うようになりました。  生命体ならば体内に抗体を持ち、悪い菌を減らす体内機構があるはずです。  なら、人間は? 地球という生命体にとって、人間はどのような存在なのか?  折しも、その時は地球温暖化が取り沙汰されていた時でした。人間による環境破壊が指摘され、私は怖くなって考えるのをやめました。  そして今、新型コロナウイルスが世界で猛威を奮っています。  私は、突然思い出してしまいました 「地球もひとつの生命体である」  プラスチックによる海洋汚染、アマゾンを含む森林火災、PM2.5などの大気汚染  いてもたってもいられなくなり、私はこの「病と命と」を書きました。  今、公開することで、批判があることは覚悟の上です。しかし忘れないでいただきたいこともあるのです。  命は、人間だけではない、ということを。  新型コロナウイルスは終息の気配が見えません。  犠牲者の方々には哀悼の意を捧げたいと同時に、早く改善へと向かい、人々の生活が元通りになることを切に願うばかりです。
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