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中学とマーカーで記された器は
今日、時で満たされた。
抑えられず溢れた涙にも、
楽しくって溢れた笑みにも、
沈黙の空間の中にも、
時があった。
大きく傷つき悩んでベットに顔を沈めた
あの夜にも、
新しい制服を身に纏い期待に胸を膨らませた
あの朝にも、
時があった。
線の上をひたすら歩いているような
ただ同じ事を繰り返しているような
毎日が不安だった
「あっという間だった。」
いざ終わってから後ろを振り返ると
そこに線なんてなかった。
あったのは時で満たされた器だった。
「時が満ちて、神の国は近づいた。」
人生とマーカーで記された大きな器が
時で満たされた時
神の国に近づいていますように。
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