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連ねるストーリー、重ねるエピソード。
エブリスタで連載みたいなことをしていると、ストーリーそのものを繋げていくことが主になっていくのだけれど。
しかしあまりにそれをやり過ぎてしまうと、今度は規定の文字数や枚数に収まらないことに繋がる気がするんだ。
何というのか、以前に掲載していた改稿前のRebirth-Iが一話当たり五十万文字を超える、大変な分量になってしまって困ったことになることも経験したから。
その頃は一週間で一万文字書いて週末に投稿という形式だったし、結局、継続することに慣れきってしまって。そこが無駄に冗長になった原因だったのかも知れない。
一週間で一万文字書ければ、二ヶ月半で投稿作が一本出来上がるペースなんだけど、アマチュアだったらそれで充分速い速度だとは思う。
プロはどうなんだか知らないけれど。
結局は、切れ目ってのが大事なわけで。
一本ずつ作っていくことを大切にしたいと、思いきり方向転換した。
Amazonで公開している「レプリカント」を書き上げた辺りから、作品の長さよりも作品数を重視する方向にシフトしていったのだ。
僕は一作書き上げるごとに必ずプリントアウトするので、百枚以上の原稿がどんと積み重なっていくのだけれど、その瞬間が一番楽しいと思えるんだ。
目に見えて形になるって言うのは割と面白いことだよ。自分のやってきたことが可視化されるという意味でも良いことだから。
そういうことを覚えると、Web小説サイトの在り方は僕に合わない気もしてくるんだ。別に否定する気もないけれど、単に自分がやるとだらっとしてしまうので。
最初から文字数や枚数を決めて書いていくのが、ほどよくストーリーがシェイプされるはず。
そういえば、「ジオラマ」は全部最初から設計して書き進めているんだけど、まるで音楽のアルバムを作っているような感覚に陥ることがあるんだよね。
何の影響なんだろうか。
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