初めての小説と昔のアカウント。

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初めての小説と昔のアカウント。

 エブリスタ内に自分の昔のアカウントが存在し続けている。既にこちらからログインすることは出来なくなっているので、何とも出来ないのだけど。  最初は携帯電話(フィーチャーフォン)から登録していたものだったし、その当時は全部ボタンの打鍵で書いていたのを思い出せる。  その時に書いていた作品は、現在の「Rebirth-I」の原型というか試作品というか、タイトルすら真面に決めていなかったものだ。読み返すと勢いだけで書いたのが伝ってくるのが判るけど、結構無駄な表現というのも多いと感じてしまう。  結果的に全部書き直して今の「夢幻茫洋」のカタチにまで至ったものの、実は主人公の一人称である点は何も変わっていない。  それはモデルにした作品が戯言シリーズの書き方であって、章立てとか文章の組み方を参考にしていたというか、カタチだけオマージュしたようなそういうやり方だからだ。  最初は書きやすいと思っていた一人称だけど、今になるとあまりうまく行かないことの方が多くて困る。  他視点の同時刻といった、並行して起こる出来事が書けなくなるので、今は正直不便だと感じてしまう。  結局は書けなくなって、物理的にも精神的にも、リライトするには時間が必要になってしまうのだった。その間にも結構色々やってはいたけどね。  現在は名前を変えてしまったから、昔のアカウントとの関連性が薄くなっているのだけれど、その頃は「影無」と名乗っていた。もっと昔に「存在感が薄い」と言われたことがあって、ならばこれでいいだろうと適当に付けた名前だ。  そこから「影無六識」、そして現在の「久津葉六識」へと変化していったという感じだ。  まあ、もう昔の名に戻すこともないだろうし、公開したところで困りはしないけど。 20200324。「砂の惑星」執筆中。
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