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見られている感覚。
他人の目が気になるというレベルでなく、誰かに見られているようなそんな感覚が外を歩いているとしばしば起こる。
統合失調症故の異常な感覚だし、妄想と繋がる症状の一つだ。
でも、それを一概に妄想だと切って捨てることも何か違う気もして、結果的には作品に使うことにしてしまったのだ。まあ、そこまで考えていたわけではないけれど、自然とそういう風になっていたのだ。
Rebirth-Iの主人公は誰かに見られていればその場所までわかるという特殊な感覚を身に着けていて、それが作中でよく活かされているように思える。
特にバトルのような状態では、視線でどこを狙っているかが判れば、回避が容易になるという利点なのだけど。
しかし日常ではあまり役には立たないものだった。精々が注目を集めると判ってしまうくらいのもので、結果的に一長一短な能力だ。
こうやって、現実では異常なものでも、作品に落とし込めば不思議と役に立つようなファクターって色々とあるものだと思う。
僕にはこういうものくらいしかないけれど、主人公にはいろいろと詰め込んでいるので変な奴であることは変わりない。自分を映しているわけではないのだけども。
しかし、見られる感覚って実際にはかなり不快なんだけどね……。
治してしまいたいけれど、統合失調症の根本的なところが抑えられていないからどうにもならんし。
20200326。「イン・ザ・ボトム」公開。
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