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エピソード1「クラス替え」
4月8日。
今日は始業式。
新型コロナウイルスの対策で、私たちは教室に集まって、テレビ越しに校長先生の話を聞いた。
校長先生の随分手短な話、新しい先生の紹介が終わると、担任のO先生がクラス名簿を配り始めた。
男子生徒1)「まじかよ、うちの担任K先生じゃん!最悪だわー」
男子生徒2)「4組、不登校多すぎじゃね?ヤバいって…」
O先生)「思ったことを口にしない!」
配られて早々、クラスはこれでもかと言う程ざわめいて、O先生は焦っていた。
『知ってる人誰も居ないし…しょうがないけど嫌だなー』
私は心の中でそう思っていた。
それもそのはず、私は始業式ギリギリまで入院していて、2年生は養護学校で過ごすつもりだったからだ。
私がもう一度この中学校で過ごすことが決まって、先生たちは1階のクラスにポンと私を入れただけだったので、先生たちは私の友達関係のことは気にする時間もなかったのだ。
そしてなんと言っても1番の問題は、同じクラスにRちゃんが居ることだった。
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