5.延長手術の種類(中1の夏)

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5.延長手術の種類(中1の夏)

延長手術には主に3つの種類があり、手術をする と決まった時点で、その3つの中でどの方向で手 術(期間)をするのかを決めなければならな い。 まず1つ目は、骨の矯正だけを行う手術だ。 骨のどちらかを器具で押し、少しずつ骨を真っ 直ぐにする。 真っ直ぐになったところで器具を外す。 この方法は、骨を真っ直ぐにしたい人(O脚やX 脚)に向いている。 2つ目は、できるだけ骨を伸ばすという手術だ。 手術をして脚に器具を付け、1日約1㎝延ばす。 骨は伸ばしても縮むので、結果的は1日に1㎜延 びることになる。 そして限界値の8㎝(病院によって違う)になっ たら、延長するのを辞めて骨が延びるのを待 つ。 限界値は病院によって違うのだが、8㎝までが安 全に延ばすことができるとされている。 8㎝以上延ばす場合、骨が途中で曲がって完成が 悪くなったり、一緒に筋肉が延びて完成した際 に歩けなくなる(または痛くなる)ことがあ る。 あまり延ばしすぎると、完成後のリスクが大き くなってしまうということだ。 3つ目は、安全に延ばすことを第一に考えた手術 だ。 2つ目のように、骨はあまり延ばしすぎると完成 後に様々なリスクが伴う。 そのため、完成後の生活に不便が起こらないよ うにしたいという人に薦められているのが、5㎝ で止める手術だ。 延長手術をする場合、安全に延ばすことができ るとされているのが5㎝なのだ。 5㎝だと、期間的には1年以内で終わることがで きるので、これは高校受験や大学受験また就職 を控えている人にも薦められている。
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