0人が本棚に入れています
本棚に追加
やっぱりね怖いと思うんですよ。
高いですよねアレ。
何と言うかこう、角度がね、ハンパネェというか。
だからなんでしょうけど。
アニメとかでも出てきたらクローズアップされるわけじゃないですか。
高さとか怖さとかが。
映画だってそう。
主人公の逃亡の果てや、冒険の末にこれ見よがしに現れる。
まるで絶望をあおるようかに。
ま、大概何とかなっちゃうところが嘘くさいんですけどね。
私には。
実際はそんなもんじゃないですよ。
ふいにあらわれたらそりゃもう怪我はおろか命だって、ねぇ。
恐ろしいものですよ。
崖って。
ん?違う?
こりゃ失敬、失敬。
でもね、私にはどうでもいい事なんですよ。
貴方にとって良くない?
知りませんよそんな事。
それって優先してませんかね。
自分の主張って奴を。
誰だってそうだ。
他より自分。
自分が優先される。
そりゃ時として違うんでしょうけど、主には違うでしょう?
何をどう言おうが自分ってものを大事にする、したい。
そんなものですよ人間なんてね。
だから優先している訳ですよ私は。
お前は誰だって?
そりゃあ。
まぁ、内緒にしておきましょう。
でもね。
いるんですよあなたにだってね。
先頃だってあったでしょ。
陰惨な事件がね。
アレも同じ。
いるんですよ誰にだってね。
どんなに善人ぶろうが、星人君主面してもね。
一枚引っぺがせば、ね。
だからあんただって本当は。
何で倫理観や道徳なんてもので抑え込もうとするんでしょうかね。
理解に苦しますよ私は。
は、わからない。
わかるようにしてあげましょうか。
貴方の心に囁いて、ね。
おっといけねどうやら時間のようだ。
まったく困った奴だ。
いつもゆっくりさせてくれない。
アイツも邪魔だ。
そうすりゃもっと。
あらあら時間のようですね。
では失敬。
こんどはあなたの中の方とお話ししたいものです。
常識人の中にある本音をじっくりと、ね。
ではごきげんよう。
最初のコメントを投稿しよう!