第14話 悪徳医師を守れ!

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「俺の指示通りに動け。それ以外で下手な動きをしたら、お前の首をちょん切るぞ」 桐生先生は剥き身でた仕込み刀をラッキーの頭に向けて、奴の動きを封じていた。 「い、いいだろう」 最早、ラッキーは従うしかなかった。 「よし、まず銃に入ってる弾を抜け」 「分かった」 ラッキーは手に持ってたリボルバーのシリンダーを外すと弾を全て地面に捨てた。 「全て捨てたぞ。さぁ、次はどうする?」 ラッキーが次の指示を待ったその時だった。 上空から一機のヘリコプターが仲間達の下に現れた。 するとラッキーの目の前に梯子が吊るされた。 「おっと、残念ながらお迎えの時間だ。俺はこれから叱られにいくよ」 ラッキーは勝手に動き、梯子に手をかけようと歩き出した。 「待て!」 桐生先生はすぐに引き止めようとしたが、ラッキーは瞬時に後ろを振り向き、腕を伸ばした。 すると袖に隠していた拳銃が出てきて、瞬く間に桐生先生の顔面に銃口を向けた。 「これで五分五分だが深追いはしない事をオススメするよ」 ラッキーはそう桐生先生に言いつつ、梯子を掴んだ。 そしてヘリコプターは動き出し、東京の闇へと消えていった。
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