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スタッグスカルは突然、襲いかかってきた。
手には長い警棒を持ち、それを大きく振り下ろした。
私は瞬時に避けた。
だが、スタッグスカルの攻撃は止むことはない。
奴はがむしゃらに警棒を振り下ろし続けた。
よく見ると警棒の筒先からは火花が迸っていた。
恐らくスタンガンも搭載しているのだろう。
私は当たらないようにしながら、奴から警棒を奪おうと考えた。
ところが如何せん、奴は隙をみせない。
ヤケになって、縦なり横なりと右往左往に振り回しているようにも見えるが、確実に私に攻撃を仕掛けにいっている。
そして私が逆に攻撃しようと蹴りあげようとした瞬間、警棒で防御されてしまった。
――ゴンッ!
「うっ!」
警棒の打撃が思いの外強く、足に痛みが生じた。
私は不覚にも隙を作ってしまった。
蹴り上げた足を戻し、少しだけよろけてしまったのだ。
そこをスタッグスカルは見逃さなかった。
奴はすかさず、私の身体目掛けて警棒をついた。
そして………
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!!」
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