逢魔ヶ時に逢いましょう 第一章

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「やっと起きたか。相変わらずだな、燈」 「奏…!身体は大丈夫なの?」 「あー…。燈も、今は痛くないんじゃないか?」 「あっ、言われてみれば…!」 奏の言う通り。 身体中痛かったはずなのに、今は全然痛くない。 そして、身体中傷だらけだったはずなのに、見えるところは傷が無くなっている。 「そういえば、ここはどこなんだろ…?」 「さぁ…?俺もさっき目を覚ましたところだからな」 「そっか…」 そう言ってキョロキョロしていると、奏が手を差しのべてきた。 「ほら」 「えっ…?」 「ここでこうしててもしょうがないだろ?ここがどこなのか、探してみようぜ」 「…うん!」
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