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「やっと起きたか。相変わらずだな、燈」
「奏…!身体は大丈夫なの?」
「あー…。燈も、今は痛くないんじゃないか?」
「あっ、言われてみれば…!」
奏の言う通り。
身体中痛かったはずなのに、今は全然痛くない。
そして、身体中傷だらけだったはずなのに、見えるところは傷が無くなっている。
「そういえば、ここはどこなんだろ…?」
「さぁ…?俺もさっき目を覚ましたところだからな」
「そっか…」
そう言ってキョロキョロしていると、奏が手を差しのべてきた。
「ほら」
「えっ…?」
「ここでこうしててもしょうがないだろ?ここがどこなのか、探してみようぜ」
「…うん!」
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