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バイト終わり。
二の腕を引っ張られ突然キスされた。
ちゅっ。
少し照れた顔で、だけど余裕の演技をした彼の顔がたまらなく可愛かった。
「ねぇ、俺といるとドキドキするでしょ?顔に書いてある。もっと溺れさせるからさ・・。」
今よりもっと溺れさせるの?興奮してアワアワしている私をよそに彼は耳元で甘い言葉を囁いた。
「来年も俺にドキドキしてよ?」
何も言わずお互いの指を絡ませバイト先からバス停まで歩き続けた。
2人の白い息が空気にとける。寒い筈なのに私はずっと茹で蛸だった。
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