名も無き詩達Ⅰ

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  またね と言えなかった だってもう会うことは 無くなるから   さよなら も言えなかった あなたを不安にさせるから   私はあなたを 暗い 深い 寒い 恐怖の世界に落とした   あなたが好きだから 好きだからこそ 私だけの物でいて 他の人の物になんて ならないで   私から離れないで 遠くへなんて行かないで 側にいて   それでも行くと 言うのなら あなたなんて いらない   いらないのなら この世界の果てへ さようなら 愛しい人  
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