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それはまさにヒトとネアンデルタール人が再会を果たした日。
4万7000年前のあの日――。
宇宙人の度を超えた地球規模の実験により、極移動が起こった。
当時緑豊かだった大陸は、地軸回転で一気に南の極地に移動した。
突然の気候変動は、大地に4500メートルを超える厚い氷の層を作った。
温帯気候に棲息していたマンモスも、ポールシフトで寒冷化し絶滅した。
シベリアの永久凍土から発掘されるマンモスの胃に、
未消化のイネ科の植物があるのは、このせいだ。
驚天動地の極移動で混乱したヒトとネアンデルタール人は、大移動を開始して遭遇したのだ。
「儂らは、極寒と化した南極大陸で生きてきた。
数万年のうちに、氷を操る術を身につけてな」
「僕達に感謝してるってのは?」
「ヒトが地球温暖化を起こしたお陰で、儂らはこうして舞い戻ってきた」
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