02.突然変異の超人類

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「ワレラハ、貴様ラヲ憎ム」 「ヒトによって創られたんだ。僕達を殺すことは親殺しも同然だ!」 「貴様ラニ生ンデクレト頼ンダ覚エハナイ。ワレラハ超人類ダ」 思春期の娘か! ……なんて突っ込む余裕はなさそうだ。 息が苦しい。超人類の超能力だ。 やはり、敵わないのか? 映画なら、正義と悪に分かれて、正義の味方(ミュータント)が救ってくれるシーン。 不意に呼吸が楽になった。 「誰ダ? 邪魔ヲスルノハ?」 「だから私達は警鐘を鳴らし続けたのです」 そこに居たのは、超人類(ミュータント)ではなかった。
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