S×S :side “K”

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「興奮してんじゃん。指しゃぶらせてる頃から、ずっとこうだ」 容赦ない言葉に茫然としていると一尉が離れた。指が引き抜かれて、何か別のものがあてがわれたのに気づく。 「もっと、よくしてやるよ」 「う……――!」 あんなところに、あんなものが。 僕は咄嗟に息を吐き、体に余計な力が入らないように努めた――はずが、実際とったのはその真逆。 「力むな、杉」 吐息混じりの声。 「キツいんだよ、少しは楽にしろ」 「は、――はあ」 「そーだ、息吐け」 ――動いてる。 「あ――あ、ああ」 下がきゅっと締まり、全身を熱と悪寒が包んだ。 動いているのがわかる。 僕の中で、この人が。 固く、太く膨れ上がった、この人のものが。

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