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441. 今日は仕込みの仕事で朝からの静香
次の朝。
静香は早々と支度をして、憲一と朝ごはんを食べると
「じゃあね!朝は国道が渋滞してるから、もう行くね♪
憲一?ちゃんと鍵を閉めるのよ?
かけた後もドアノブを確かめてから、学校に行ってね!」
「うん!わかったよ。じゃあね。行ってらっしゃい!」
「あ!今日も帰りに加奈さんの所に寄るから!
ロールキャベツ持って行くのよ。
憲一の分もあるわ♪
もし、遅かったときは食べてね。」
「うん!わかったよ。」
朝、初めて憲一より先に仕事で家を出た静香だった。
実は飯田と自分のお昼の分も、作ったのだった。
冷やしておくのに冷蔵庫を借りるのもあったのだ。
8時前には店に着いた。
「おはようございます♪」
静香が元気良く飯田に挨拶をした。
「おはよう♪静香。準備しておいたよ♪」
飯田はそう言うと、勝手口の鍵を閉めた。
「あ。尚ちゃん♪ロールキャベツを作って来たの。
お昼のおかずよ♪」
「え?静香の手料理か?嬉しいね♪白石さんは何だったの?」
「う…ん。自律神経失調症だって。
特に目がね…片眼だからね。
極度の眼精疲労から自律神経がやられて、偏頭痛や目の奥の神経が炎症を起こして、熱が上がるんですって!
お薬貰ったから、今日は大人しく寝てるわ。」
「そうなんだ。極度の眼精疲労から来るんだ。自律神経失調症って…」
「う…ん、そうとは限らないわ。
加奈さんの場合はね。眼にも自律神経があるんですって。
なんとなく、毎日イライラしたり、泣きたくなったり、ドキドキしたり、落ち着かなかったり…色んな症状が出るのよ。
毎日、カップヌードルばかり食べているとなりやすいんですって!
緑黄色野菜がいいみたいね♪
だから、ロールキャベツを作ったの♪
また、帰りに加奈さんの所に寄ろうと思ってるの♪」
「ああ。俺も自律神経失調症だよ!」
「え?」
「静香の顔みると、ドキドキして落ち着かなくなるんだ。」
「もう!尚ちゃんったら!」
飯田は静香の手を引いて、裏の倉庫に行くと、上半身を脱がせようと飯田の手が静香の服に伸びる。
「お!今日は脱がせやすい前開きファスナーの上着を来てるんだ♪
お!ブラジャーも前ホックじゃん。
静香もノリノリじゃん。」
「だって。もしもを予測して、着てきたのよ!」
「そうか。だから、今日は珍しくフレアスカートなんだ♪
段ボールを引いたからさ。そこに寝て♪」
飯田がフレアスカートをめくりあげると、
「お!いいねえ。パンティ1枚なんて!
すぐできるじゃん。嬉しいねぇ🎵」
飯田はパンティを脱がすと、乳首を吸い始めた。
旦那に付けられたキスマークを飯田に見られる事はなかった。
倉庫が暗いからだ。
電球はあったが、つけると外から影が見えてしまうから、あえて飯田は電球を付けなかった。
「今日はノーマルで♪
ゴムは付けるね。スカートが汚れるとまずいからな!」
声を出したら外から聞こえると思った静香は、必死に喘ぎ声を押さえた。
「ごめん!静香。もう、出る…」
溜まっていたのか、コンドー◯の中に沢山の量が注ぎ込まれた。
「ハハハ。ホント1分かな?
…早漏だな。…もう一回する?
リベンジしたいな?」
「もう!尚ちゃん!続きは今度の金曜日ね?
こんなところで落ち着かないわ!」
「ハハハ。冗談だよ!ごもっとも!だよねー♪
さあ。仕込みガンバるぞ!
静香は千切りキャベツともつ煮の味付けをしてほしいな。
よろしく頼むよ♪」
「はい!わかりました!」
静香はコンドー◯を飯田が吸い終ったタバコの箱に入れるとゴミ箱に入れた。
証拠隠滅だ。もし、誰かにゴミを見られても、オナニーしたように見せかけたのだ。
結構、始末まで抜け目のない静香だった。
11時になると高校のバイトが入った。
暖簾を出して、開店だ。
今日も1日忙しかった。
「わあ。ロールキャベツ!
岡野さんが作ったんですか?」
「そうなの。加奈さんに持って行こうと思って…沢山作ったから、待ってきたの。
チーフの美味しいおかずじゃないけど…
たまには私のもいいでしょ?」
「うん!岡野さんの手料理は美味しいよ♪
憲ちゃんが白石さんの師匠って言うのも笑っちゃうけどね♪
まあ、憲ちゃんもお母さんの料理の味付けを覚えて作っているんだろうからね。
岡野さんが白石さんに直接料理を教えないのは、憲ちゃんに料理を教え込む為にわざと師匠にしたんだろ?」
「え?違うわよ?加奈さんね。料理したこと無いのよ…
卵焼きが出来なかったの。
だから、憲一に、教えて貰っているのよ♪
憲一の方が丁寧に教えてくれるから、師匠よね♪」
「ええ?あの歳で卵焼きも作れないんすか?」
「何かね。包丁持つのがトラウマになっているんですって。
だから、先月憲一に言われて…
やっと包丁も使えるようになったのよ♪」
「そっか。そこまでひどいのか…
だから、復刻版の料理を作るから30分早く来てくれる?って言った時に変な顔をしたんだ。
俺はラウンジでお酒を飲むから、朝が起きられなくて断ろうとしたのかと思ったよ…
それじゃ、白石さんはウエイトレスだけでいいな。」
「そうね。私がその分1時間早く来ればいいんじゃないの?」
「ん。明日から10時に来てくれるか?」
「はい!わかりました。
自分の店と同じ時間になったって事ね(笑)」
静香は食べ終ると、流し台に立って、洗った皿を拭いて、棚に入れた。
「それじゃ、チーフ。お先に失礼します♪」
「ああ。お疲れ様♪」
「お疲れ様でした!」
静香は冷蔵庫からロールキャベツが入っているタッパーを取り出すと、白石の所に持って行った。
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