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469. 電流が流れるようなセックス
「少し、気持ちは落ち着いたか?」
静香は黙って頷いた。
お金の入った封筒と涙で濡れたハンカチをエプロンの入った手提げ袋に入れた。
「尚ちゃん。色々考えてくれて…
尚ちゃんのお店を出すためのお金だったのよね?」
「違うよ。」
「え?」
「これは静香と結婚するときに使うお金だ。
俺はそう決めてた!
結婚式は写真だけに収めても、新婚旅行は行きたいと思ってる!
ハワイに!100万で足りないかも知れないけど…
あの青い海で、船を貸し切って、マグロを釣りたいんだ♪
釣りの好きな彼女と結婚して、ハワイで釣り三昧!
前にも話したと思うけど…
これは俺が中学の時からの夢なんだ!
変えることが出来ない夢なんだ!」
静香は飯田の横顔を見て、まるで息子が夢を語っている時の目に似ていて、思わず笑った。
「尚ちゃんって、かわいい♪」
「なんだよ?駄目か?俺が昔、先公にそう言うと、ハワイで釣り?
なんで?嫌よ!せっかくハワイに来て?
観光はしないなんて!
皆、そう言う。静香もそうなのか?」
「ううん。前もその事は聞いたわ。
嫌だったら、その時に嫌っての言ってたわよ?
…素敵な新婚旅行ね。
前は1日だけなんて言ってたけど…
3日間になったんだ…
この間は遠慮して言ったのかな?(笑)
尚ちゃんの強い強い思いなのね。
ハワイで釣り三昧も記念に残っていいわね?
でも…」
「でも?」
「1歳になる子供はどうするの?連れて行くには小さすぎるし、海の上で…大丈夫かしら?」
「あ。そうか。俺のお袋に頼むか?
静香のお袋は多分、俺達の理解者にはなれないと思うしな。
わかった!ハワイで子供を1日預かってくれる所を後で調べておくよ!
とにかく、ハワイに行きたい!
もし、子供を第一に考えるなら、子供がある程度大きくなってからでもいい!
家族で絶対に行きたいんだ!」
飯田のハワイでの釣り三昧旅行は本当に長年の夢のようだ。
静香はその日まで、この預かったお金はしまっておこうと思った。
「静香?俺…我慢出来なくてなっちゃった。
新婚旅行の話したら、もう、ベッドシーンが頭に浮かんで来て…
車でだけど…駄目か?」
「尚ちゃん…うん。後ろにいくね♪」
飯田は車から降りると、素早く後ろの椅子を倒し、いつも積んである布団をひいた。
そして、シーツをひいた。
「このシーツさ。水をこぼしても下に染み込まないシーツなんだ。
お袋が親父のベッドに毎日ひいててさ。
それを真似して買ってみた。
静香が塩吹いても大丈夫のようにな(笑)」
「もう。尚ちゃんったら。」
静香は今日はあまりその気はないけど、飯田の気持ちを考えて、返事をしたのだ。
潮なんて吹きっこないよ。
飯田に抱かれるまでは、そう思っていた。
飯田の熱い抱擁と情熱的な口付けに、静香はさっきまで抱えていた悩みもぶっ飛んでしまった。
もう、何も考えられないほど、体に電流が走る。
鎖骨から乳房、そして蜜壺まで飯田の舌で舐めつくせられ、最後に2本の指が静香のGスポットにこれでもかと言うほど、気持ち良くさせられる。
潮の出る瞬間がわかる。
体に稲妻が走るのだ。
「あ…ああぁ…あ〰️ん~!」
静香の喘ぎ声が車の外に漏れるくらいの声が出た。
だが、仕事終わりのサイレンの音で喘ぎ声は消された。
「静香?凄い潮の量だよ?」
「え?」
おしっこっと思うくらい、透明の水がシーツに溜まっていた。
飯田はタオルで拭いた。
「絞ると出る勢いだよ。」
「いやん。恥ずかしい…」
「俺は嬉しい。
さっきの静香の雰囲気は今日はしたくない!ってオーラが出てたから!
こんなに体が喜んでくれて…
これ前戯だよね?
俺、本番いいかな?」
「あ…」
飯田の肉体が静香の体に絡んでくる。
感情と裏腹に静香の体は跳ねて喜んでいた。
「静香。愛しているよ。」
毎回、静香の耳元で囁いてくれる静香が一番欲しい言葉。
「私も、」
自分は最後まで飯田に言えてない。
言えるわけがない、言う前に口付けをされて、そのまま蜜壺の中にデカイ直下り立つ物を挿入してくるのだから。
赤ん坊をおろして、飯田と別れるなんて、やっぱり静香には出来なかった。
この温もりと、この激しい、電気の流れるようなセックスを味わってしまった静香は、飯田と離れる事なんて出来ないと思った。
まだ、夕方5時過ぎだ。
6月の太陽がまだ、夕陽にもなっていなかった。
そろそろ、ここの会社の人間が仕事が終わって、出てくる頃だった。
ギシギシと車が揺れている。
静香は声を殺して、外に喘ぎ声が漏れないようにした。
第1駐車場に停めてある車のエンジン音がして、静香達の車の前を過ぎていった。
「尚ちゃん。中に出していいよ。」
今日の飯田は長かった。
「ありがとう。いつもは早漏なのにな。
車の音で焦って出ない。」
「カーテン閉めてあるから、大丈夫よ。
誰か来たら寝てたで、通しましょう!」
「静香?静香はいざとなると大胆になるんだな?
俺って実は小心者なのか?」
飯田はイけなくて断念した。
静香は飯田が可愛そうに思い、
フェラをしてあげた。
飯田も静香の激しいフェラに気持ちが良くなり、やっと静香の口の中で白濁を出すことが出来た。
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