494. 旦那との会話

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494. 旦那との会話

旦那が 「憲一の部屋行くけど、静香と話があるから布団引いといて。」 そう言って、憲一と一緒に部屋に行った。 『今夜しようって事かな? 旦那とはしたくないけど…ディズニーランドの後のホテルも予約してくれて…断れないよね…』 静香は妻の仮面をかぶることにして、お風呂に入った。 お風呂から出ると、旦那は部屋に戻っていた。 静香が化粧台の椅子に座って、化粧水をつけていると、 「今日の帰りに守谷のサービスエリアに寄ったらさ。 佐藤に会ったんだ。これから奥さんの実家の奈良に車で行くんだって言ってさ。」 『ハッ!旦那と共通の同級生の佐藤君?そうだ。クラス会の話しないと!また探られて旦那に勘ぐられる!』 「同級生の佐藤君?佐藤君はクラス会来るのかな?」 とぼけて、静香はそこから話をはじめようとした。 「ああ。佐藤もクラス会の事を言ってたな。 佐藤は奥さんの父親が危篤で、今回は行けないって言ってたな。静香は、出るのか?」 「う、うん。お母さんには承諾もらったの。 よっちゃんにも言おうと思っていたの。」 「そっか。別に俺は行くなともなんとも言っわないよ。 お義母さんが承諾したなら、いいんじゃないか。 だたし、お酒は程々にな! 同級生の男に誘われても絶対行くなよ! 浮気は厳禁!な?」 「あ、当たり前よ〰。私を信じて。」 静香は佐藤の存在を忘れていた。でも、欠席してくれて良かったと胸を撫で下ろした静香だった。 でも、佐藤君の仲良かった友達は来るよね? どうしよう。きっと私が欠席したら、どこかでいつか旦那にバレるわね。 やっぱり、一次会は出ないとマズいかな? そんなことを考えていた静香の目の前に旦那の顔が近づいた。 思わず椅子から降りて、布団に移動した。 「静香…本当はホテルでロマンチックにしたかったけど…憲一と3人で寝るから…今からいいよね?」 旦那の手はもう、静香の胸を触っていた。 静香はなすがままに体を旦那に委ねた。 今夜のセックスは激しかった。 胸にキスマークを付けられてしまった。 多分、浮気するなよ!って体に印として残されたのだ。 一週間で消えるか消えないかだ。 『もう!後で氷で冷やさないと!』 「静香は色気出て来たからな。浮気本当にするなよ?」 「色気?もう。変なよっちゃん!」 旦那は静香をうつ伏せにさせると、背中にキスをした。 『あ!だめ〰。またキスマークつけて〰。 尚ちゃんに言われちゃう〰。』 「バックでしたい。お尻突き出して。」 『え?よっちゃん?今日は長いよ〜。溜まってないの〜?』 「この間、早漏新記録出しちゃったから、反省した。 これじゃ、静香に浮気されちゃうなって。 だから、今夜は静香の為に頑張ってるんだ。」 「はぁん。いつものよっちゃんでいいよ〜。」 「嫌だよ。俺の事をクラス会で言うだろ? 早漏新記録誰かな?なんてなったら絶対俺勝っちゃうだろ?」 「なにそれ。そんな事他人に言わないわよ〜。」 「そうか?俺の会社での宴会の時、女性軍がしもネタの話で、そんな事言ってるの目の前で聞いちゃったから…女って恐ろしいって思ってさ。」 「やあね。そんな事言うのっておばさん達でしょ?」 「それがさ。俺より2、3年上の30代の女性達なんだよ。 もう、俺なんて苦笑いするしかないよ〜。」 「私はよっちゃんとのHの話なんてしないから心配しないで! 単身赴任だから、新鮮でーすって言っておくから!」 『だから、もうイってよ〰。』 「うん。ありがとう。それじゃ、いくよ!」 今夜はバックで旦那は達した。 静香には20分以上は旦那とは耐えられなかった。 5分で終わる早漏旦那が静香には都合良かったからだ。 飯田とだったら、1時間でも短いけど… そこには愛の重さの違いだと静香は思った。 達して、気持ちよくなって疲れたのか、自分の布団に戻ると1分もしないうちに旦那は眠りについた。 静香は台所に行って、冷凍庫の小さな保冷剤を持ち出し、タオルに包んで胸のキスマークにあてた。 『来週までに消えるかな? あまりキスマークなんてつけない旦那だったけど、クラス会=浮気出来る場所と考えると熱くなってしまうのかな? 30半ば過ぎると、しもネタも男性の前でも平気で話が飛び交うのかしら? 私は言わないようにしないとね。 人の振り見て我が振り直せだわ!』 *今じゃ、しもネタ大好きおばはんになっちゃったけどね(笑)
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