5. 先生との会話を思い出して

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先生の言葉は的を得る言葉ばかりだった。 確かに、お店は一人ではできない。 従業員が必要だ! ある日突然私が死んだら…お店は次の日から成り立たない! 成り立つようにするには… 「先生!結婚しなくても、成り立つようにすればいいんですよね?」 「ん?結婚しないという過程か?」 「はい!共同経営とかはどうですかね?」 「誰か一緒にやろうって言う人いるのか?」 「いません!思いついただけです…浅はかでしたか?」 「う…ん。共同経営って難しいぞ! 例えば、俺と関根の共同経営って成り立つと思うか?」 「思います!先生!一緒にやろうよ♪」 「あのな~😱関根! 共同経営ってな。 同じ体力同士じゃないと駄目なんだよ。 必ず、いつか考えがぶつかるときがある。 関根は俺とちゃんと話合えるか?」 「う…ん。多分、先生に押しきられて意見は通らないかな?」 「だろう?それじゃ共同経営は成り立たないんだよ! だから、共同経営はあまり感心しないかな。 もちろん、関根が経営して困った時は力になるからな! 相談してくれよ!」 やっぱり、私には結婚してからの商売の道が正しいのかな?
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