最後の戦い

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優しい目で俺を見つめる。 あの打席から放心状態だった俺。 この時にハッと我に返ることが出来た。 しかし、出迎えてくれた皆の目を直視することは出来ない。 俺があそこで打っていれば… 俺はクソの役にも立たなかった。 むしろ皆の足を引っ張っただけ。 全てを軽く考え、大した努力もせず、遊びを優先していたツケが最後に回ってきた。 情けなく、恥ずかしく、皆に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
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