最後の戦い

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俺はうつむきながら、帽子を深くかぶり、皆に隠れるよう、そっとバスに乗ろうとした。 その時。 俺を見つけた親が遠くから駆けより声をかけてきた。 「お疲れ様。」 俺の心情を察してか、たった一言だった。 そう。 たった一言。 お疲れ様と。 しかし… その一言には… 4年間分の「お疲れ様」が詰まっていた。
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