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時は流れまして昼休み
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「おい!お前ら!!!さっきのことは許してやる!!!俺は心の広い男だ!!!なんて素晴らしい!ということで一緒に食堂行くぞ!!!」
「席を30m離してくれるんなら許可する」
「無理だ」
上から転校生、西山、俺。
「「「………………………。」」」
転校生が深呼吸する。
「……悪かった。俺が悪かった。
流石に初対面で、あんな言い方はなかったと思う。正直に言うから聞いて欲しい。
友達が居ないから、一緒に食堂でご飯食べて欲しい。さもなくば友達になって欲しい」
ん??????
「て、転校生おめぇ……ただのコミュ障だったんだな…俺も悪かったよ、ごめんな?」
へへっ、と鼻の下を擦り、照れ臭そうにそういう西山。
そういうことなら一緒に食べようぜ!!と笑った西山。
西山………。
西山……。
西山…。
西山、てめぇふざけんなよ。
俺まだついていけてねえよ。
え???何?転校生が偉そうかと思いきや実はコミュ障で、あの挨拶はただ緊張してだからで、名前を聞いたのは友達になりたかったからってことか???
エッッエッッエッッ?????
待て待て。俺、西山の理解能力についていけない。友達辞めるべき?
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