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連れていかれたのは体育館倉庫。
あんまり必要なものが置いてないから、必然的に人が寄ってこない。
まあ、カップルの良いヤリ場ってとこかな。
ハハッ……。
・・・・・・・・・・・・。
待て待て１回落ち着こう。深呼吸しよう。
スゥーーーーーーー。
やばい。これは非常にやばい。
ヤンキーはなんか増えてるし、既に体育館倉庫の扉には鍵が掛けられたし……。
あれ？もしかして俺っち詰んだ？？？
「よぉおおおく見れば、ほんとによく見ればまあ悪くない顔してるよな、お前」
はい出ました！！！
DQNが誰かを襲う時に言うセリフ第1位！
もう古いぞ！！！！
なんかひねろ！！！
「お褒めに預かりあいざいます！」
「やっぱお前ナメてんだろ？？？」
「ナメてまてんてん」
「よし犯そう」
お前らこいつ押さえろという、ヤンキーの声のもと何故か俺は押さえつけられた。
3人に。3人に！！！
多勢に無勢だ！！それでも男か！！！
それにしてもやばい状況だなこれは。
俺は身長はあるけど喧嘩は強くないんだ。
暴走族なんて今の時代にはないんだ。
ヤンキーの1人が俺の制服を脱がしてくる。
エッッムリムリムリ、
泣きそうだ。男の子だけど泣きそう。
上半身裸になってしまった状態で、両手をネクタイで結ばれた。
人が来る気配はない。
喧嘩なんてしたことない。
そもそも多勢に無勢だ。
あれ？もしかしなくとも詰んだ？？？
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