エッッやめて?

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あっという間に仰向けに転がされて、ヤンキーが馬乗りしてきた。 ぬぬぬん!!! どうせ馬乗りされるなら!!!!!! 女の子がいいです神様…! ネクタイで縛られた両手を頭の上で固定されはだけた衣服から見える素肌に触られる。 エッッこれはこれは…、 「鳥肌がえぐい」 「お前なんでも口に出すな萎える」 ヤンキーがげんなりとした顔をしながら喋る。 「よっしゃいい情報聞いたわ」 「やっぱり口を塞ぐしかねえのか……。何で塞がれたい?」 「悪かった。黙ればいいんだろ」 そうだよ、とでも言うようにヤンキーはニヤリと笑うと、俺の首筋に唇を寄せてきた。 「……ッひぃ…おま、まじやめろって…!シャレになんね、ぞ…!」 「何だ、そそる声も出せんじゃねえの」 ヤンキーは眉毛を面白そうに上げてそう言った。 不意に、後頭部を掴まれて唇と唇が合わさる。 ヤンキーの舌が俺の口にねじ込められた。 歯列を撫でられ、舌を強く吸われる。 飲み込めない唾液が顎を伝って床に落ちてしまう。 抵抗するために頭を強く振っても、後頭部を固定されているため逃げられない。 その上、ヤンキーはもっとキスを深めてきた。 「ん…んぅッ…!!はァっ…しね、……まじ、んぁ……ッは、ころす」 「やべぇまじでイケるかも」 いや、イケネエエエエエエカラ!!!!!! 俺っち知ってるもん!!! この後西山か、風紀委員長が来るんでしょ!? テンプレだから!! 「……言っとくけどなお前のダチも、風紀も来ねえよ???」 やだ、この子俺の心の声が!!!? 「バカ、全部声に出てんだよマヌケ」 「だろうな」 そうしているうちにもヤンキーはまた俺の首筋に顔を埋めてきた。 ジュっとした音とともに微かな痛みが襲う。 「ハッ、きれーに付いちまったなぁ???」 唖然とする俺に、キスマーク♡とにやけた面でそこを甘噛みするヤンキー。 「……ッキメェんだよ…!さっさと、退けろ!!!」 「ここはこんなになってんのにか??」 濃厚すぎるキスのおかげで僅かに兆した俺の息子さん。を、押し上げるヤンキーの膝。 「……ちょ、……ッんアッ…!!ま、マジでぇ……アッアッ……やめろってぇ………ひぅ…!!」 恥ずかしながら半泣きになる俺。 そんな俺を見て、ヤンキーは今までのからかってた目から一気に目の色を変えた。 ✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
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