エッッやめて?

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「ハイでは今から尋問を始めますよ」 この言葉から始まったヤンキーへの尋問。 そして何故かヤンキーの隣にいる俺。 「普通よ被害者と加害者を一緒の部屋にするか?」 「この学校は普通じゃないのさ」 そりゃそうだ、と納得してしまった。 もう植物になりたい。 何も考えず光合成してたい。 「俺とこいつの仲を引き裂く気かぁ!?」 風紀に噛みつくヤンキー。 「引き裂く気だよバカタレ」 冷静に返す風紀。 ❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊ 「ほいじゃあ貴様2週間の停学と、反省文1500枚ね」 「HAHAHA1500枚??? おいおいおい、ついに頭がおかしくなっちまったのかい??」 片眉をヒョイっと上げて肩をすくめるヤンキー。おめーは外国人か。 「黙れ。強姦魔に慈悲はない」 その通りである。 ❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊❊ 寮への帰路を歩く俺。 言い忘れてたんだが、この学園は寮制度である。 馬鹿でかい部屋に2人ずつ、学年関係なくランダムで放り込まれている。 俺の同室者は2年生だ。 名前は、竹田朝信(たけだあさのぶ)。 どんな奴かは……うん…………。 会えばわかるさ…………。
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