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おっと、叫ぶ準備をしなくては。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!先生今日も素敵!!!ぎゅっと抱きしめて!」
「うぉぉおおおおおお!!!相変わらず啼かせたくなる顔だぜ!!!!!!」
「ウオーーステキーーダカセローー」
何だかオ〇フがいたような気がしたが、まあいいだろう。相変わらずの人気だ。
紹介しよう。彼の名は春木高良。
見た目はホスト、中身はヤクザのやべえ奴だ。見かけたらすぐに逃げるんだぞ。
叫び終わってため息をつくと、隣の席から気持ち悪いほどの視線を感じた。
「……何だ」
「エッッッイヤッ別に!!!!!!」
「なにもないのなら此方を向くな。殺すぞ」
「いや当たりきっつ!!!え?もしかして君ってゲイだったり……?」
「ああそうだ、何ならバリタチをネコにするのに性的興奮をおぼえる」
「おっっっふ…初っ端からどぎついの来たなこれ……」
「おい聞こえているぞ」
こちらだってこんなことは言いたくは無いのだ。自分の貞操のためだ。仕方がない。
「ホギェ!!!すみませんでした!!!犯さないで!!!エロ同人誌みたいに!!!」
「タイプじゃない。申し訳ないが出直してきてくれ」
「何故こっちが振られた感じに……??」
ガッ!!!!!!!!!
突然、俺と隣のやつの間にチョークが飛んできた。
「おい、お前らあぁ……俺の話も聞かず随分と楽しそうじゃねえか……??」
こいつはやべえ…。ホストヤクザが激おこプンプン丸だ。あとなんかフラグの予感がする。非常にまずい。
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