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そして、時は進んで当日。
いやぁ、昨日の夜、会えると思うと心臓がドキドキしちゃって
ちょっと寝不足だよ笑
俺好きだ。
「うーむ、澤木さんは何処にいるんだ?確かここらへん、だよな?」
集合場所に着いたんだが、澤木さんがまだいなくて、でももしかしたら
場所間違えたかなと思いながら周辺をちょろちょろとさまよってた。
そうしてると、ふと肩をポン、と優しく誰かに叩かれた。
誰かと思って後ろを振り返ってみると、なんと澤木さんだった。
「ん?誰だ?って、ぅお!澤木さんじゃないですか!」
「おぅ、そうだよ。いやぁ驚かしてすまんな笑」
おかしく笑いながらそういう澤木さんは、俺の短髪の頭をワシャと撫でてきた。
写真でみた澤木さんと生で澤木さんは何故かこうも感じが違くて、寧ろ余計かっこよかった。
心臓がめちゃくちゃドキドキする。
顔があつい。
「?どうした六弥?」
「あ!何でもないです!」
「そうか?おかしなやつだな(笑)」
思わず黙ってしまった俺に不思議に思った澤木さんは俺に話しかけてきて、
そこでハッ、と我にかえり、咄嗟にそう答えた。
あぁ、何だか恥ずかしい///
「ム、そんなことないですよ。俺はこう見えて結構まともで健全な男子高校生です。」
そうわざとムッとしながら答えると澤木さんは、ハハッ、そうかそうか。と言ってきた。
「あ、信じてませんね?」
「いやいや、そんなことねぇよ?ちゃんと 分かってるさ。」
そう笑いながら答える澤木さんだった。
かっこいいなぁ。
見れば見るほどかっこよくて、男らしくて。
何処か悪戯っぽいところもあって。
実際に会ってみるとこんなにも違うんだな、と思った。
それから俺らは、色々なところを回って、昼飯を食って、また、別の場所、店を回った。
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