第1話 そしてこれからも

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  スゥ…   澤木さん、もう寝ちゃったな   俺、寝たくても寝れなくて、どうしような。   うーむ……寝れん!   寝れなくて、ふと澤木さんを見た。   澤木さんの寝顔は、普段はかっこいいのに可愛かった。   思わずキュンとなった俺は決して、悪くないと思う。   だって可愛かったもん。   今日1日すごく楽しかった。   大好きな澤木さんと会えて、一緒に色々な場所を回って、飯も一緒に食べて、  一杯、いっぱい喋って。   それに、澤木さんの手料理も食べれて、すごく、良かった。   澤木さんは、すっごく優しくてかっこよくて、誇らしくて、ギャップもあって、  もう、澤木さんの全てが好きだ。   完全に、澤木さんの虜になってしまった。   好きで好きで堪らなくて、心臓がどうにかしそうだった。   ドキドキが五月蝿く鳴って、それが止まらなくて、顔もあつくて、こんな気持ち、  中学2年の時以来だ。   澤木さん、俺、諦め切れないよ。   澤木さんが好きで堪らないんだ。   …だから俺、いつかぜってー、澤木さんを落としてみせる。   澤木さんと付き合いたい…!   またふと、澤木さんを見て、何故か凄く澤木さんに触れたくなった。   澤木さん…   ……〜チュッ   好きだよ。   俺は、諦めない。   いつか、必ず   待っててくださいね。   貴方を落として見せます。   澤木さんの首にキスをして、キスマークをつけた。   こんなことして、きっと怒られるかもしれない。   でもこれは、澤木さんに対する、宣戦布告だ。   澤木さんをぜってー、落としてみせる。   澤木さんが好きだと言う印だ。   きっと、澤木さんを落とすのは、結構難しいと思う。   時には、辛くて悲しくて、挫けそうになるかもしれない。   だけど、俺は、頑張る。   挫けない。   だって、澤木さんが好き、だから。     俺は、また定位置に戻って寝た。   今度はすぐに眠りに入ることが出来て、気づいたら朝だった。
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