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朝共に起きて、朝飯を食べて、それからついに澤木さんと別れの時が来た。
あっという間だったな
本当に、あっという間
「六弥、昨日は、お前のおかげで凄く楽しかったよ。それに、誰かを泊めたの久しぶりで、
懐かしかった。本当に今日は、ありがとうな。それに、付き合うことは出来ないけど、
俺を好きになってくれて。」
「いやいや、俺もちょー楽しかったです!澤木さん家凄く良かったですし、何より澤木さんの
手料理も食べれましたし、もう、最高でした!」
軽く前のめりになりながら、そう言った。
そうすると澤木さんは、微笑みながらそうか、と言った。
ブオオオォォォォーーン!!
「おっ、電車来たな、じゃあ、これでお別れだ。」
「…そう、ですね」
「…フッ、そんな寂しそうな顔すんな。また会おうと思えば、
会えるからさ。だから、んな湿気た顔すんな。な?」
「はい、そうですよね…はい!もし、澤木さんが良ければ、また会いたいです。」
「あぁ、また会おうな。」
ポン
そう、澤木さんは微笑みながら言って、頭を撫でてきた。
「!はい!」
「おぅ、ほら、もう乗らないと電車行っちまうぞ?」
「はい!じゃあ、澤木さんさよならです!本当に楽しかったです!」
「おぅ!またな!六弥」
俺は、澤木さんに手をブンブン!と左右に振って、電車に乗った。
澤木さんは、ニカッとそれはそれはいい笑顔で、手を振り返してくれた。
こうして俺は、澤木さんと別れた。
──────────
電車に乗ってからバスに乗って、やっと家に着いた。
そして、ふと携帯を開くと澤木さんからメッセージが来てた。
メッセージを見てみると…はい、澤木さんに首にキスマークつけたこと、バレました。
「おい六弥!首にキスマークつけただろ!(笑)いくら俺が好きだとはいえ、
ダメじゃないか全く(笑)
と言うか、いつ付けたんだよ?」
てっきり結構怒られるかと思ったけど、そうでなくて安心した。
「すいません(^_^; 澤木さんが好きすぎて、ちょっと我慢出来ませんでした。
つけたのは、澤木さんが寝てる時にしました、すいません(-人-;)」
そう澤木さんに返信をした。
エヘヘ///
何故か頬が緩んで、気持ちが凄く良かった。
澤木さん、好きです。
貴方をぜってー、落として見せます。
いつか、その日まで…
そしてこれからも────────
第1話 そしてこれからも 終
Next… 第2話 俺らしく
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