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そんな彼が突然学校に来なくなった。
わたしはこれで開放される、という思いと、なにか物足りない、って思いと。
変だけど、そんなきもちだった。
一人でいるのが孤独だとか、そんな風に感じてはいなかった筈だ。
そんな感情なんて、とっくに無くした筈なのに。
違う……。
扉の向こうに閉じ込めたのに。
寂しい?
おかしい……。
気になる。
なんで?
閉じ込めた筈なのに。
漏れてくる……。
もっと大きい扉で閉じなきゃ……。
漏れてくる……。
もう。だめなの?
もう二度と、あんな思いは嫌なのに。
記憶の彼方に封印した筈なのに。
ソウ、ダカラモウワタシハヒトヲスキニナラナイ。
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