2月29日 新作のゲームが届くのを待つ、そんな小さな幸せを大事にしたい。

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吟字(ぎんじ)、俺のことよくわかってんな」 「認めてんじゃねえか」 この面倒見の良いクールな男は、薬師丸吟字(やくしまるぎんじ)くん。俺の良き理解者だ。 顔良し、頭良し、運動神経が良くバスケ部のキャプテン、背も185cmのハイスペックボーイである。羨ましいぜ畜生。 めいこもまあ可愛いくて、クラスで3番目ぐらいにモテそうな女の子だ(3番目というのがミソである) 華のあるこいつらに、金魚の糞よろしく、俺は小学校からずっとくっついている。 勉強や運動ができなくても、せめて高身長のイケメンならよかったんだが。 背は174cmから伸びる気配なし。 顔はクラスの物好きな子が、かっこよくない? と言って、周りから、ええええ! って茶色い悲鳴をあげられ、どん引きされるタイプであると自負している。
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