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「じゃあ、ikoi.cafeのサンドイッチ食べたい!」
「安」
私のお願いにクスクス笑い続ける片桐君。
「五百円もするよ?私には高いよ」
「そうだな」
これで片桐君も好きでもない女性と結婚しなくて済んだなって安心した。
のに、
「婚約者が俺達の仲を疑って、俺達一緒に住んでるからってついポロっと返したら、本当かどうか確かめますなんて真顔で返されて……。人を雇って本当に調べそうで怖すぎて……」
次の日、再びあのカフェに呼び出され、前回と同じ…いや、前回以上に憔悴した顔で状況を説明をした片桐君。
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