さあ黒歴史よ、私にかかって来なさい!

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「ああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ!!」  私は叫び声を上げながらベッドから飛び起きる。額には大量の汗が滲んでいた。 「……はぁ、はぁ。ゆ、夢か……」  まさか、夢にまであの場面が出てくるなんて……もう、嫌。  私の名前は黒崎(くろさき) 志穂(しほ)。高校二年生。『授業中に思い出し笑いをする』という黒歴史を刻んでしまったあの日からというもの、私の頭の中で時々、その黒歴史が再生されるようになってしまった。  黒歴史が再生される度、叫びたい衝動に駆られる。体もムズ痒くなって暴れ回りたくもなる。その症状が何度来たのかなんてもう数えきれない程だ。  どうすればこの症状を抑えられるのかと友達に相談したら、『時が解決してくれるのを待つしかない』と言われた。  それじゃあ、いつこの症状が治まるかわからないじゃん。  いつまでこの苦しみに耐えなきゃなんないの?  私の精神的ストレスは溜まっていく一方だった。  何とかしてこの症状を抑える方法を見つけないと、これからの生活がままならなくなりそうだ。  私は、解決方法を探ることにした。
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