さあ黒歴史よ、私にかかって来なさい!

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 数日後、私は一つの考えに至る。  『黒歴史を大量に重ねれば、黒歴史に対する耐性が得られるのではないか』と。  ただ、それをやるとなると結構勇気がいる。だけど、躊躇してなどいられない。何か行動を起こさなくては何も変わらないのだから。  さてと、まずはどんな黒歴史を刻もうかな。  学校に行く準備をしながら、そんなことを考える。  あ、そうだ。語尾に『にゃ』を付けてみよう。  そう決断して私は、学校に向かったにゃ。  教室に入ると、視界に映るクラスメイト達。私が来た途端、気まずい空気が流れ出した。……ような気がしたにゃ。  あの黒歴史を刻んでしまった日から、いつもそんな空気が流れている感じがするにゃ。私のことについて何か言っているような感じにゃ。  もう嫌だにゃ。こんな空気を感じないようにしたいにゃ。  とりあえずまずは、友達の由紀(ゆき)に挨拶でもするにゃ。さぁ、勇気を振り絞って言うんだにゃ私。 「おはよう……にゃ」  よし、言ったにゃ。 「……え? お、おはよう」  うん。なんか一瞬ビックリしてたにゃ。
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