さあ黒歴史よ、私にかかって来なさい!

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「今、語尾に『にゃ』って……」 「うん、付けたにゃ。どうかにゃ? 似合っているかにゃ?」 「似合ってる似合ってないとかじゃなく、やめた方がいいかと……『痛々しい』から」 「う゛っ」  『痛々しい』。その言葉は私の心にグサッときたにゃ。  た、耐えるにゃ。ここで耐えてこそ黒歴史攻略の糸口が見えてくるんだにゃ。 「や、やめないにゃ。わ、私は可愛いと思っているからにゃ」 「そ、そうなんだ。これから先、地獄を見ることになってもかい?」 「う、うんにゃ」  私は真剣な眼差しでそう答えたにゃ。由紀はその眼差しを見据えて口を開くにゃ。 「その覚悟、しかと受け止めた。健闘を祈るぞ」  何のキャラのマネだにゃ……。 「ありがたきお言葉にゃ」  その後、朝のホームルームをやって授業が始まったにゃ。
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