さあ黒歴史よ、私にかかって来なさい!

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 といった感じで、その授業はなんとか無事に終えることが出来たにゃ。  休憩時間、由紀が私の席に来て話しかけて来たにゃ。 「まさか文を読む時にまで語尾を『にゃ』にしてくるとは思わなかったよ。度胸あるね、志穂」 「にゃ……にゃははは。そうでしょう? そうまでしないと黒歴史耐性は身に付かないと思ってね……にゃ」 「黒歴史耐性?」 「あ、由紀にはまだ話してなかったっけ? この前さ、黒歴史について相談したことあったよね? ……にゃ」 「うん、あったあった」 「でね? いい解決方法を思い付いてそれを実践してるって訳にゃ」 「え? どんな解決方法なの?」  私は由紀にその解決方法について詳しく話したにゃ。 「うわ……そりゃ思い切ったね。よく実践しようと思えるわ……」  解決方法を聞いた由紀は、私に感心……いや、ドン引きしているようだったにゃ。 「ま、頑張って。応援してるから」 「ありがとにゃ」
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