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2年ぶり
79歳になった愛子は、変わらずにお茶目で笑顔で朝は寝坊が増えた。
7時半ごろに起きて、ゆっくりと朝食の準備を始める。
準備と言っても前の日の残り物を出すから、お味噌汁を作る位で、それも面倒だと思う日はインスタントが出て来る。
拓巳はしっかりと食事をするが、愛子は余り食べなくなった。
お茶碗に半分のご飯と僅かなおかずがあればいいらしい。
お昼も余り物で十分で、夜も寝るだけだからと食は進まない。
「誠一さんの食べたい物を作るわ。」
いつもそう言って夕飯のメニューを聞かれていた。
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