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〜友達宣言〜
翌日、登校した僕の耳に信じられない言葉が飛び込んできた
「ジェジュン、おはよ?」
「……?」
やっぱ此奴、バカなのかも知れない、、
そう思った矢先、僕の手を取り、あっという間に談笑するみんなの輪の中心へと連れ出された
「はーい、みんな注目!!ジェジュンは俺の友達だから!ジェジュンを泣かせたら、お前らただじゃおかねーから、覚悟しとけよ?ちょっかいだしたら、背骨折ってやるからな?」
「「「………!!」」」
僕に嫌がらせをした奴らが次々に僕から目を逸らした。
「これでよし!さ、ジェジュン行こうか?」
呆気にとられてる僕の手を引き、人気のない屋上へと続く階段へと向かった
ー此奴、何を考えてるのかさっぱり分からない、、
「ジェジュンさ、前から気になってたんだけどさ、ちゃんと飯食ってるか?」
「はぁ、、?」
突拍子もない質問に、頭の上にクエスチョンマークがいくつも出たのは言うまでもない。
「、、なんで??」
そう答えるのがやっとだった。
「いや、別に。その、、なんてゆーか…ジェジュン軽いなと思ってさ‥」
「、、ぇ?」
「その、、ほら、この前抱き上げた時、あまりにも軽かったから、、」
「、、、そうかな///フツーだとおもうけど、、?」
「いやいや、軽すぎ!!その辺の女の子と変わらないんじゃない??」
「‥そうなのか?」
「多分な(笑)」
「多分って、、」
「今日は天気いーな。」
「そ、そうだね…」
「あ、そーだ」
「、、え?」
名案を思いついたのか、子どもの様に目を輝かせ、発した言葉にまた、度肝を抜かれた。
「昼飯、此処で一緒に食べよー!な?ジェジュン良いだろ??」
「ぅ、、うん、、」
馬鹿につける薬は無いって聞いた事あるけど、此奴はまさにそれだな。
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