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〜新たな出会い〜
30歳を過ぎ、同期の看護師仲間達は、結婚や出産のタイミングで、辞めていったり、次々と産休や育児休暇に入る中、僕は仕事一筋でベテランの域にきているが、私生活は寂しいもんだ。色恋沙汰が皆無すぎて、最近は母親にも心配されてる、、
でも今は、仕事が1番楽しい。
「次の患者お願い」
「ーはい。」
年下でちょっと無愛想だけど、患者に優しいシム チャンミン先生。
患者には優しくて診察も丁寧で凄く定評あるのに、看護師達の間では、ドSの帝王と呼ばれ恐れられていて、不人気だ。
初めのうちは誰がチャンミンの助手に入るか、女性看護師達の間で揉めたみたいだけど、一緒に仕事する看護師達は「顔はいいのにねぇ、、残念」と次々と助手を辞退していった
で、白羽の矢がたったのが僕だった。というか無理やり?同性同士だからやりやすいでしょ?と押し付けられた形で、今、一緒に仕事している。
毒舌故か、、ズバッと本音を言うもんだから、看護師達は太刀打ち出来ない。
僕が思うに、ただシャイなだけだと思うけどな、、
だって、僕の前じゃフツー、、じゃないな。他の看護師の前じゃ見せないような弱い所を見せてくる。
同性だし、僕の方が長くいるから安心?するのかもしれないけど。
「おつかれ〜、シム先生!」
「あ、ジェジュンさん!仕事以外はチャンミンでいいですよ!」
「あっは、そうだったw」
「ジェジュンさん、暇ですか??」
「お前が1番よく分かってるくせにw」
「、、そうでした///」
「どうした?」
「飲みに行きませんか?」
「お、いーね。」
「「かんぱーい」」
「ぷはぁ〜!!仕事の後のビールは美味いね」
「ほんと、チャンミンはビール好きだよね」
「はい(笑)この為に仕事してますから」
「ところで、どうした?何か話があるんだろ?」
「やっぱ、バレてたか、、」
「で?話聞くよ?」
「そうこなくっちゃ!」
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