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マーフィー先生は「........えっ?どう言うこと?.....つまり、ジャックで良いのに?マリア、それ偏見になるから.......。」と困惑していた。
マリアは困った顔をしていた。
こんなときにどう具体的に説明すればいいのか。
なるべく、マーフィー先生に解釈しないと...。
「良くないよ!!あいつ、変態なのよ!!ストーカーまでしているの!!しかも、猥褻みたいなことまでしているのよ!あんな奴と付き合ったら、どうなると思う????私の人生は終わりよ!!!!!!」
マリアは泣き出した。
マーフィー先生は真剣そうな表情で言った。
「.......それって、つまり、させられたって言うことかな?」
「させられていないよ!他の女子がジャックに被害が遭ったんだよ。私にもあんな風に被害が遭いたくもない!!!マーフィー先生、お願いだから、あんな奴、どうにかして!!」
マーフィー先生が信じなさそうな表情をしていた。
「ごめん。マリアを助けたいと思うが....。どれが事実なのか分からないので、どうにかする事が出来ない。マリア、あれはただの思い込みだ。噂で流しているだけだろ?彼は容姿が悪くないし、性格も悪くないのだから、ちょっと、彼のことを尊重してくれないと.......。」
マリアは泣いて、マーフィー先生に怒鳴った。
「男のくせに知らないわね!!!」っと言って、第5音楽室から抜け出した。
「待ちなさい!!!!!!!マリア!!!!!!!!」
マーフィー先生は急に気持ちが冷めてしまった。
そのおまけにピアノの椅子に座って、鍵盤に肘をついて、落ち込んでいる。
罪悪感と自責を感じている。
肘をついた部分の鍵盤がガーンと鳴る。
「あぁ。マリアに何てことを.....。」
マリアに申し訳ないことを言ってしまったのであろう。
キャシーはマリアのことを何とかしなきゃと思った。
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