21人が本棚に入れています
本棚に追加
アメリカ合衆国カルフォルニア州ロサンゼルス。
キャシーはミュージシャン・アカデミック高校に転校することになった。
ピリリ、ピリリ、ピリリ、ピリリ、ピリリ。
朝の目覚ましのアラームが鳴る。
青いデジタルの四角い時計で、赤い字で“7:30”と大きく書いてある。
毛布から手を伸ばし、その青いデジタルの四角い時計を探して、時計の四角いボタンを押した。
金髪で寝癖でくしゃくしゃになった16歳ぐらいの少女が目を擦りながら、むくりと起き上がった。
彼女は時計を見る。7:30だ。
これは寝坊なのか。これは急がないと、遅刻だ!
遅刻だと認識し、目を大きく開いた。
彼女の目の色は青なのである。
「Oh,my god!!ち、遅刻だ!」
慌てて階段から降りた。
急いで、キッチンのところへ行った。
妹であるサラは呆れながら、シリアルを食べてた。
「お姉ちゃんったら、初日なのに遅刻だなんて。」
「サラはどうなのよ!学校よ!」
サラは更に呆れながらこう言ったのだ。
「私?今日は創立記念日だから、休みなんだもん!」
キャシーはガツガツと早食いするぐらい、シリアルを食べ、服を着替え、直ぐに学校に向かった。
シリアルに牛乳に入れるの忘れていたっけ?
口の中が凄くパサパサしているのだもの。
やはり、シリアルに牛乳を入れるの忘れてた!
遅刻で急いでいるから、そんな暇はないと思うんだが。
最初のコメントを投稿しよう!