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第3話『オーディション大作戦!!』
5時間目生物の授業が 始まる前の昼休みに、 3階のラウンジで マーフィ先生がギターを持って、ビートルズの『Let it be』を歌っていた。
その曲を続けて『Hey Jude』 まで歌っていた。
キャシーとマリアはそこにマーフィ先生がいたのを気づき、足止めをして曲を聴いた。
マーフィ先生は『Hey Jude』を歌ったあとに、キャシーとマリアがいたのを気がついた。
「ああ、キャシーとマリア、ランチは食べたのかい?」
そこでキャシーとマリアは頷いた。
マリアは「先生はビートルズが好きなんですか?」とマーフィ先生に聞いた。
「 マリア、いい質問だ。俺はビートルズが好きだ。ポール・マカトニーは格好良いぞ!」
マーフィ先生は肩からギターショルダーからギターを下ろして、ギターケースの中に入れた。
「俺の元のバンドであるMaxisはビートルズ好きで、そのバンド内でビートルズヘアーを流行っていたんだ。」
キャシーとマリアは顔を合わせて、ぶっと笑い出した。
「 先生がビートルズヘアーをしてたの?まさか~。」
マリアは笑いながら言っていた。
「 あぁ。俺もビートルズヘアーしてたさ。皆にジョン・レノンと間違えられたさ。面白い話だろう?」
「先生は何年生まれですか?」
「1980年生まれさ。」
「結構、若いですね。ビートルズ時代と違って。」
「そっか~。俺はそんなに若いか?確かにビートルズよりも若いなぁ....。」
でも、その時代にビートルズを流行るなんて意外なのかもしれない。
今の世代のティーンエイジャーはビートルズはあんまりにも知らない人がいるが、一部知っている人もいる。
マーフィ先生はキャシーに聞いた。
「キャシー、今日は確か、オーディションだろ?
先生も応援しているから、頑張ってね。」
キャシーは自信満々で返事をした。
「はい!!頑張ります!」
廊下の掛け時計を見ると、あと10分で5時間目の授業が始まる。
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