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キャシーは断った。
「いや、もう結構です。
マジでNo,thank you.」
「じゃあ、あともう一曲聴きましょ。」
マリアはビートルズに興味があるのか知らないけれども、マーフィ先生にアンコールを出していた。
「OK.じゃあ、あともう一曲歌ってから終わるから。」
そう言いながら、彼はギターを持ち構えて、ビートルズの『Yesterday』を歌ったのだ。
歌い終わった後、自分のはめている腕時計を確かめた。
「Oh!!キャシー、もうオーディションの時間だ!!もうそんな時間になっていたんだ!!急げ!!
Come on!!
Harry up!! Harryup!!」
楽譜の笛読みしようとしていたキャシーは慌てて、マーフィ先生のギターの側にある楽譜をリュックの中に入れた。
急いで第1音楽室に向かったのだ。
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