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遅刻しそうになったので、特急電車のように走っていたが、赤毛のロングヘアーで、そばかすが少し鼻のてっぺんについている少女と衝突したのだ。
「Ahh!!!!Hey!!ちょっと!!」
キャシーは赤毛のロングヘアーで、そばかすがついている少女にすぐ謝った。
「ごめん。痛かったね。」
赤毛のロングヘアーで、そばかすがついている少女はスカートについている砂を払って、「いいよ。いいよ。大丈夫だから!! It's OK. It's OK.」と許してくれたのであった。
彼女は次にこんな風に言ったのだ。
「もしかして、ミュージシャン・アカデミック高校の転校生?マリアナ・ホープって言うの。マリアって呼んで。宜しくね!」
先ず、最初に出てくる会話の基本文。
“Nice meet to you”だ。
その言葉から人付き合いしていき、友情を深めるのである。
自己紹介は難しくはない。所詮、キャシーだって、人見知りだから。
でも、初対面の人と会うなんて、緊張する。
そこから、人付き合いが慣れていくものだ。
「わ、私はキャシー・ルック。キャシーと呼んでください。まあ、そのままだけど。ミュージシャン・アカデミック高校に転校生なのよ。よ、宜しく。」
とキャシーはクドクドしい口調で言った。
マリアは嬉しいせいなのか、急にキャシーを抱きついてきたのであった。
「転校生なの?嬉しい!!初めまして!!キャシーさん。宜しく!!」
案外と変わった人だなぁ。
キャシーはロサンゼルスに来る前は田舎のところの大体、ロッキー山脈に近いところのワイオミング州に住んでいた。
今まで、お祖父さんの牧場の仕事をアルバイトとしてやっていたため、友達なんていなかった。
こんな陽気的な友達と会えて嬉しかった。
「どこに住んでいたの?」
「ワイオミング州って言うところ」
マリアは興味津々になった。
「Wow!!That's wonderful!!イエローストーン国立公園に行ってみたいなぁ。」
キャシーは口を尖らせながら、皮肉な口調で言ったのだ。
「そっか?そこに行ってみたが、ただの山だ。」
ちょっと、お二人さん、走らないと、学校に遅刻してしまいますよ。
キャシーは左手でピンクのデジタル腕時計を見て、ぎょっと驚いた。
気がつけば、なんと、8:30になっていたのである。
「えっ?嘘でしょ??」
しまった、今まで一時間無駄にした損が出てしまった!
「Oh,my god!!!!」
二人同士、顔を合わせて叫んだ。
マリアは方向で指を差した。
マリアが差している方向は、“右”だ。
Right!!
「学校はあっちよ!」
二人は急いで、ミュージシャン・アカデミック高校へと走って言ったのであった。
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