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それから
またいくつかの月日を越えて、みゆちゃんは社会人になった。
そして、ある日。
お母さんが朝から部屋の掃除したり慌ててた。
お父さんは、リビングのソファーでムスっと機嫌悪そうに新聞読んでる。
みゆちゃんも、なんだか緊張してる様子だった。
ピンポーン♪
玄関のチャイムがなった。
ボクは玄関へと駆けつける。
ん? 誰だこいつ。
玄関にはみゆちゃんと親しげに話す男が居た。
「あ、ウチで飼ってる犬なの。チビって言うの。」
みゆちゃんが、その男にボクの紹介をした。
「・・・チビ? チビよろしく。」
「ワン!」
みゆちゃんの知り合いだからな。
親しげに話すのは気に入らないけど、愛想良くボクは返事した。
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