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……見ていなーい。て、知らないふりをしていたのに……何なんでしょうか、この状況は。
「やっぱり、また会ったね。うさぎちゃん。」
「……。」
下校時刻。
帰ろうと下駄箱までやってきた時だった。
突如現れたパンツ男 璃人に開いた口が塞がらない。
……何でいるのー!
「俺のこと分かる?」
「全く分かりません。さようなら。」
「酷っ!……いいのー?そんな冷たくされたら……言っちゃうよ?」
「な!!」
意地悪な顔をしている璃人を、ぐっと眉間に皺を寄せ睨み付ける。
「おー。何々?りーの知り合い?」
「良いところに、仁哉!聞いて。こいつってば高校生にもな……」
「ぬあーー!!」
またまた突然現れた璃人の友達。
璃人はニヤニヤしながら朝の出来事を話そうとしてきた。
……最悪だわ!
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