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〜失踪〜
ある雨の日、ジェジュンが俺の前から姿を消した…
考えられる事があるとするれば、一週間前に俺と親父の会話を聞いてしまったのかもしれない…
いつもと変わらぬ日常、降り出した雨の中、ジェジュンの好きなお土産を沢山買い込んで小走りで家に帰ったんだ…
「ただいまー!」
灯の付いていない真っ暗な部屋に、不信に思いながらも、明かりを付け君の姿を探した
「ジェジュン?どこだー?かくれんぼしてるのか??」
そこには君の姿は無く、ダイニングテーブルの上に一枚のメモと、作られたばかりの夕食が乗っていた
(ユノ、幸せになってね…バイバイ)
うそだろ…
俺は部屋を見渡した…
いつものように綺麗に整理された部屋。クローゼットから、ジェジュンの服が数枚無くなってた。
まだ温かい夕食に、まだ近くに居るかもしれない…そう期待して、部屋から飛び出した…
降りしきる雨のなか、君を探し回った…
どこにもいない…
君が行きそうな所を探しても
ジェジュン…
どこに行ったんだよ…
雨に濡れて震えてないか…?
お願いだ…俺の…俺の所に帰ってこいよ
何でだよ…お前がいなくちゃ‥俺…
…何にも出来ないよ…
今すぐ俺のそばに来て、嘘だと言って笑ってくれよ…
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